メルマガ制作情報局

「囲み」や「吹き出し」デザインの罫線は有効か?

メルマガ制作ノウハウ
かつてのテキストメルマガは、記号や罫線を駆使して絵のように見せる「アスキーアート」が主流でした。
以下ように、複数行にまたがる囲みや吹き出しデザインの罫線を見たことがあるでしょう。


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┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃の┃罫┃線┃と┃装┃飾┃!┃
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       (メールマガジンの罫線と装飾!)
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しかし、配信された罫線の表示が崩れていたり、スマホで見たときに改行位置が変わって罫線が崩れてしまっているメールを見たことはありませんか?

罫線が崩れる原因は主に2つ。
  1. 等幅フォントになっていない
  2. スマホでの閲覧を想定していない

囲みや吹き出しデザインの罫線は見栄えがいいですが、最近では表示崩れを避けて罫線を作ることが主流になってきています。
上記に挙げた原因について、もう少し詳しくご紹介します。


1.等幅フォントになっていない

メールの文字の表示は「等幅フォント」と「プロポーショナルフォント」の2種類に分かれます。
等幅フォントとは、すべての文字の幅が同じフォントのこと。
一方プロポーショナルフォントは、文字によって幅が違うフォントのこと。

囲みや吹き出しのような複数行にまたがるデザインの罫線は、等幅フォントでないと崩れの原因になります。
しかし、「等幅フォント」と「プロポーショナルフォント」のどちらで表示されるのかは、メールアプリやメールソフトの設定によって異なるため、配信側ではどうすることもできません。

よって、複数行にまたがる罫線は避けたほうがよいでしょう。


2.スマホでの閲覧を想定していない
スマホの普及が進み、スマホでメールを受信・閲覧する人も増えています。
BtoB向けのメールであればPCで見ることが多いですが、BtoC向けのメールはスマホでの閲覧も考慮するべきでしょう。

PC向けのテキストメールは横幅70バイト(35文字)が最適とされていますが、スマホの場合は40バイト(20文字)程度におさめないと改行されてしまいます。
よって、冒頭に紹介した罫線をスマホで閲覧した場合、このように崩れてしまいます。


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┃と┃装┃飾┃!┃
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       飾!)
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スマホでの閲覧を想定するのであれば、罫線も40バイトにおさまるようにしましょう。
また、囲みのデザインは崩れやすいので、そもそも使用を避ける、というのもベターです。

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メールマガジンの罫線と装飾!
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