【Web制作会社の変更】BtoBサイトのリプレイスを検討すべき5つのサインと現状維持のリスク

更新日:2026/6/8
全社的なルール(Webガバナンス)がないまま、各部門が独自にWebサイトを更新し続けると大きなトラブルになりかねません。
中堅・大手企業のWebサイトリニューアルにおいて、担当者を深く悩ませるのがWebガバナンスと「社内調整」です。
広報部は「企業ブランディング」を、営業部は「リード獲得」を、人事部は「採用強化」をそれぞれに求めます。各部署が独自にページを追加し続けた結果、デザインも言葉遣いもバラバラになってしまうケースはよくあります。統一感を失った自社のWebサイトが、ユーザーを迷子にさせる「ツギハギの迷宮」と化し、本来の役割を果たせなくなってしまうのです。

本記事では、複数部門の利害を調整し、大企業のWebサイトを統制する「Webガバナンス」の重要性と、それを実現するための「CMSリプレイス」の考え方について、解説します。

Webガバナンスの不在が引き起こす大手サイトの「カオス」


トーン&マナーの崩壊
部署ごとにデザインや言葉遣いがバラバラになり、企業としてのブランドイメージが損なわれます。

情報の陳腐化とデッドリンク
担当者の異動や退職などにより、更新のないまま放置されたページが乱立。古い情報が掲載されていたり、リンク切れが生じたりすることで、管理が行き届いていない印象を与え、ユーザーの信頼を奪います。

セキュリティとコンプライアンスの危機
誰でも自由に自社サイトのページを本番公開できる状態は、非常にリスクがあります。実際に「ある部署が独自に導入したシステムの脆弱性を突かれ、グループ全体を巻き込むセキュリティ事故になりかけた」という事例もあるため、情シス部門が特に警戒すべきポイントです。

解決の鍵は「承認フロー(ワークフロー)」を備えたCMSの導入


複数部門の要望を満たしつつ秩序を保つためには、単純なページ更新ツールではない「高度な権限管理と承認フロー機能を持ったエンタープライズ向けCMS」へのリプレイスが不可欠です。

役割に応じた細やかな権限管理
「作成者(下書きのみ)」「承認者(公開権限あり)」など、CMS上で役割ごとの権限を明確に分けます。誰が作成し誰が承認しているかを、誰もが認識できる状態であることも大切です。

承認ワークフローによるコンプライアンス強化
広報部や法務部の確認を通さないと「本番公開できない」仕組みをフローに組み込むことで、炎上や誤情報の掲載を防ぎます。

テンプレート化によるデザイン統制
各部門が好き勝手にレイアウトを組めないよう、あらかじめ検証された「テンプレート」を用意し、誰が追加・更新してもWeb運用ガイドラインに沿う仕組みを作ります。

CMSリプレイスを成功させる「プロジェクトの進め方」


強力なCMSを導入しても、社内の合意形成ができていなければ十分に活用されません。私たちが伴走する際は、以下の手順で社内調整をし、Webガバナンスを構築します。

ステップ1:関係部署を巻き込んだ「キックオフ」の実施
プロジェクトの初期段階で各部署の責任者を集めたキックオフミーティングを実施し、サイト全体の目的(KGI)と優先順位をすり合わせます。

ステップ2:Web運用ガイドラインの策定
表記ゆれや画像の使用ルール、更新頻度などを定めた運用ルールを明文化します。

ステップ3:要件に合った「拡張性の高いCMS」と「パートナー」の選定
既存の独自CMSや使いにくいツールから脱却し、エンタープライズ向けの機能を持つCMSの導入および、カスタマイズ実績が豊富なパートナーを選定します。

【ライトアップの強み】複雑な要件をまとめ上げるディレクション力


「社内の意見がまとまらない」「今のCMSが使いにくく、ガバナンスが効いていない」とお悩みの企業様に対し、私たちは現場でのディレクション経験を活かし、以下の強みでプロジェクトを牽引します。

特定のツールに縛られない「最適なCMS」の選定
私たちは特定のCMSをおすすめすることはしません。セキュリティに極めて厳しい官公庁や大企業で実績のある「Movable Type」から、貴社の社内システムと連携しやすいヘッドレスCMSまで、要件と運用体制に合わせてフラットな視点で最適なシステムをご提案します。

要件定義フェーズからの「第三者」としての伴走
社内だけで話を進めると、どうしても部門間の利害対立が起きがちです。私たちが第三者の立場としてキックオフ等の主要なミーティングに同席し、客観的なデータ(アクセス解析や競合調査)を基にKGI/KPIの基準を提示します。Web担当者様が各部署との社内調整をスムーズに進められるよう、プロの視点から後方支援いたします。

ガイドライン策定から運用保守までのトータルサポート
CMSを作って終わりではなく、表記ゆれや画像の使用ルールなどを定めた「Web運用ガイドライン」の策定から、公開後のセキュアな保守運用までを一貫してサポートします。

よくある質問(FAQ)

社内の各部署から要望が多すぎてまとまりません。コンサルティングからお願いできますか?

はい、大歓迎です。私たちが各部署へのヒアリングやワークショップのファシリテーションを行い、優先順位をつけながら「全社としてのあるべき姿」を提案依頼書や要件定義書に落とし込むフェーズからご支援いたします。

現在のサイトは数千ページありますが、新しいCMSへ移行(データ移行)できますか?

可能です。ページ数や既存システムの仕様に応じて、システムによる自動移行(スクレイピングなど)と手動での移行を組み合わせ、費用対効果が高く安全な移行プランをご提案します。

導入するCMSは自社で指定しても良いですか?

はい、ご指定いただいたCMSでの構築も可能です。「情シス部門の指定で〇〇を使わなければならない」といった制約がある場合でも、そのシステム上でいかに使いやすいワークフローを構築するかを設計・ご提案いたします。

まとめ 運用を見据えたシステム構築から伴走します


大企業のWebサイトリニューアルは、単なる「デザインの刷新」ではなく「社内業務プロセスの改革」です。部門間の要望を整理し、ガバナンスの効いた運用体制を構築するためには、要件定義の上流工程から入り込めるパートナーの存在が不可欠です。
ライトアップでは、複数部門を巻き込んだ大規模サイトの要件定義から、承認フローを備えた高度なCMSの設計・開発まで、トータルでサポートしております。WebサイトリニューアルやCMSのリプレイスでお悩みのWebマスター様は、ぜひお気軽にライトアップへご相談ください。

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