どーも、再びすみません。
前回に引き続き、「今月のライトアップ」、今回も不肖・伊藤がお送りします。
のっけから謎の文言でどうもすみません。でも、ちょっと興味を惹かれませんでしたか?
実はコレ、名作と言われている迷惑メールのタイトルなんです。
有名だからご存じの方も多いかもしれませんね。
キャッチコピーというと、どうしても「ぜんぶ雪のせいだ」的なカッコいいコピーを想像されがちですが、こうしたメールのタイトルや、各コンテンツの見出し、それに最近ならツイッターなどのシェアテキストなんかも言ってしまえばキャッチコピー。
お客さんの目を留めて興味をもたせる短いテキストはみんなキャッチコピーなんです。
そのため、ライターのわたくしとしてもコピーワークというのは常に気にしているところなのであります。
と、いうわけで「今月のライトアップ」、今回のテーマはこちら!
目を留めたもんがち! チキチキ 迷惑メールから学ぶコピーワークの極意!
今回はご覧のように、ツイッターなどで報告のあがる面白げな迷惑メールのタイトルから、コピーワークの極意について考えよう、というそんな無謀な企画です。
最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
エントリーNO.1
「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」訴求パターン:興味喚起
ターゲット :不特定多数
コピーにもいちおう考え方というものがあって、普通は対象の製品やサービスのメリットを理解して、なにを(What to Say)誰に(ターゲット)どんなふうに(How to Say)伝えるかっていうのが基本です。
でもこの場合、そもそもなにを伝えたいのかわからない。誰に伝えたいのかわからない。どんなふうに、ってのが常軌を逸しているという具合にセオリーから外れまくっています。
なのに、興味をそそる。これが言葉のちからですかねー(笑)
ここまで意味不明だと普通には使えないけど、これに近いものとしてはニュースの見出しなんかがありますね。
あの清純派女優が◯◯した!?
みたいな…(笑)。あえて情報を隠すことで、中身に興味を持ってもらうという手法です。
いわゆる釣り記事と言われるヤツに多様されていますね。
こういうのは人間の持つ本能に訴えかけるところがあるので、意外と効果的なんですね。
……まあ、開けてがっかりすることのほうが多いんですけど。
エントリーNO.2
「5000万円譲ります」訴求パターン:メリット訴求
ターゲット :ひもじい誰か
これはまあよくあるお金をあげますよ系の迷惑メールのタイトルです。
金額の後にこれみよがしに女性の名前が付いていたりもします。
で、中を開くとたいていは未亡人の女性から資産をゆずるかわりにお相手して!ってお願いにつながります。
まあ、金と女というテンプレな欲望をつついたテンプレな迷惑メールではあるんですが、その後の話がうさんくさくて面白いんですよね。
なんてネタにしてますが、メリット訴求はWEBコンテンツにおいても定石と言える手段のひとつ。
やっぱりなにかがもらえたり、お得だったり、という情報は迷惑メールに限らず人の興味を引くんですね!
だって、『こんなん絶対引っ掛かんないだろ!』ってメールに引っかかる人がいるんですから…(;´Д`)
だからメルマガなんかで「◯◯当選のチャンス!」みたいなものはわたしもよく使っているテクニックです。
結局人間って欲望に弱いんですよね。
他にも、有名人からのメールだったり、楽してお金を稼ぐ方法だったり、あるいは間違ってメールしてきた風のメールだったり、迷惑メールはしっかり読めばけっこう人間の心理をついた作りになっていたりするものです。
悪用はよくないけど、試しにじっくり見てみるのも役に立つかもしれませんよ?
そんなヒマはない!とおっしゃるのであれば、
ぜひ弊社にライティングをお任せください!(笑)