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昔と比べて日本が暑くなってるってホントなの?

ライフ


うだるような暑さの続く毎日。こんな日はエアコンの効いた室内から出たくなくなってしまいますよね。。

先日、予測市場『投票』では、【2015年8月 東京で「猛暑日」は何日間記録される?】というテーマで投票を受け付けました。今年は、一体何日間35℃以上の日をマークするんでしょうね。

ところで・・・、

この季節に高い頻度で話題に出るのが、
「学校にエアコンを設置する?しない?」論争

学校にエアコンは必要?全国での対応が全く違った – NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2140357314231742601

公立の小中学校を中心に、学校の教室にエアコンを設置するべきか否かの話題がのぼりやすいです。

「昔と比べて今の方が暑くなった」という話もよく出ていますよね。

そこで、昔と比較して今の方が本当に暑くなっているのか調べてみました。

元のデータとしたのはこのページ、気象庁による「東京における日最高気温30℃以上(真夏日)の日数」。明治から月ごとに「真夏日」が何日間あったのかが記録されています。

1年ごとの記録を比較しても、台風の影響など年によって極端に変動することもあるので、「5年ごとに区切った8月の平均真夏日日数」を算出したのがこちらのグラフ。


※’11~’14年のみ4年区切りで平均値を算出

見たところ、たしかに直近15年の真夏日は上昇傾向と言えるのかもしれません。一方で、それ以前にも真夏日の多い年があったのも事実。

少なくとも東京の8月の真夏日日数だけで見れば、必ずしも「昔よりも今の方が暑い~」とは言えないかもしれないですね。

ただ、これもあらゆるデータの一つの側面の過ぎませんので、別の角度から見れば「昔と比べて今の方が暑くなった」というデータも見つかるかもしれません。

この夏、とにかく熱中症には気をつけて、こまめな水分補給、エアコン使用で対策しましょう。