■実際に「テレワーク」を始めて感じたことテレワークを始める時、私はひたすら緊張をしていました。テレワークは自宅で業務を行うわけですが、オフィスでの業務内容と、ほぼ変わりません。正社員という立場である以上、出社して働く状態と同じパフォーマンスをあげる必要があります。そのため、オフィスでの業務以上にしっかりやらなくては!という気持ちがありました。
テレワークになってから「スケジュールを守れない」「連絡が付きにくい」など、チームの業務に弊害が出ないように、制作業務自体の進行が滞らないようにと、以前よりもスケジュールに気を配り、スムーズに進行できるように気を付けていました。
特に私はライティングの業務が多いため、チーム全体にとって「テレワーク」がマイナス要素にならないようにと気を引き締めたのを覚えています。それは、テレワーク2年目の今も変わりません。
■テレワークは「どこでもドア」私のテレワーク制度の申請理由は、育児環境を整えるため。小学校低学年の間は下校時間が14時過ぎと早めなので、業務時間も中盤になると子どもが帰宅します。わが家は私の業務も生活もリビングルームで行っているので、仕事スペースと生活スペースがゼロ距離です。子どもが帰宅したら、業務の傍らに学校の宿題をさせたりおやつを食べさせたりできるので、テレワークの仕事環境はまさに「どこでもドア」。
子どもの下校後も私は業務をしているので、子どもに付きっきりということはありません。たまにどこでもドアを開けて様子を確認するような距離感といえるでしょう。監督をするような立ち位置で下校後の生活を見守ることができています。
■「集中力」を持続する方法業務と切り分けて下校後の育児をしているとはいえ、子どもが目の前にいると集中力の維持には限界があります。最初は、どうしても夕方になると集中できないことに苦労をしました。
昼休み時間にベランダに出てみるなどいろいろと試してみましたが、最終的に一番有効だったのが、子どもの下校時間が訪れるまでを「集中タイム」にすること。自分のタスク管理、スケジュール管理、優先順位付けをすることで、その日のマストタスクを集中できる時間に行えるようになり、効率もよくなったように感じています。
チームで動いている案件は、自分の都合だけでは調整できない場面もありますが、気になることがあればすぐにチームメンバーに尋ねるなどコミュニケーションを怠らないことでフォローできています。
皆さんのもつテレワークのイメージが少し変わったのではないでしょうか。
次回は、デリケートなお金の問題をお送りしたいと思います。