スマホ時代のメルマガに罫線は必要か?
コラム
スマートフォンが普及してユーザの閲覧環境は大きく変わりました。
これまでパソコン向けに制作されてきたメルマガ、特にテキストメールでの表示が意図通りに表現できないケースが散見されます。
パソコン向けにつくられてきたテキストメルマガの閲覧推奨環境は等幅フォントです。またテキストメールには、読みやすさを考慮して改行を加える、折り返し文字数を意識するなどの工夫もされています。
ところが閲覧環境が多様化するなかで「等幅」や「改行」「文字数」といった、読んでもらうための工夫が必ずしも意図通りに表現できなくなってきています。
なかでもアスキーアートの崩れは顕著。
閲覧環境が変化するなかで、テキストメルマガで用いられてきた「罫線」の使い方にも変更が求められています。
これまで「━」や「=」「*」などを繰り返すことでデザインし罫線としてメールの装飾に活用してきました。
なかには一行をすべて「━」や「=」「*」で埋めるケースも見受けられます。
これら「罫線」の使い方は、ユーザの読みやすさを意識した工夫でした。
ところが今はスマホ時代。
ユーザの閲覧環境が必ずしも罫線に適しているとは言い切れません。
もしかしたら、かえって読みにくい状態で届いているかもしれないのです。
少なくとも、一行全部を罫線で埋めてしまうようなデザインは控えたほうが良いのかもしれません。
自社のメルマガ配信リストや、配信結果を精査してパソコン主体のメールを送るのか、スマホを念頭にしたメールを送るのか決めましょう。