メルマガの第三次ブームが到来-「キーワードはステップメール」

メールマガジンとライトアップ

メールマガジンとライトアップ
創業以来、企業が発行するメールマガジンの制作代行サービスを担ってきたライトアップ。

創業当初からメールマーケティングの分野に参入して、これまでブームと呼べるトレンドを目にしてきました。
Webマーケティング分野には、さまざまソリューションや、ツールがありますが、メールマガジンは、数少ないプッシュ型のひとつです。

懐かしいところではRSSリーダーからはじまり、twitterや、LINEなどの「プッシュ型かな?」と呼べるツールはありますが、「完全プッシュ」となると今でもメルマガだけなのかもしれません。

ライトアップの調べでは、月間に43種類のメールマガジンを制作しています。
単発発行、号外、ステップメールを含まない純粋な定期のメルマガだけで43種類を制作しています。
1日2種類つくってもまだ足りない制作量です。
2002年の創業から15年以上、毎日企業のメルマガ制作を代行してきました。
おかげさまで「メルマガのライトアップ」との好評をいただくまでになりました。メルマガにかんするノウハウと知識はかなりマニアックです。

メールマガジンとライトアップメールマーケティングの変遷「とりあえずやってみよう」

2002年の創業当時、メールマーケティング分野は、2000年頃から起きたインターネットブームの波に乗り、2001年頃から起きた「はじめてのブーム」の只中にありました。

自社会員を持つ企業や、ECに先んじた企業などが「収集したメールアドレス」を活用しようとメールマガジンの発行をはじめます。
メールマーケティングを「とりあえずやってみよう」という大らかな時代です。
この頃は、配信スタンドや、オプトインメール、メール広告が流行った時代でもあります。

「テキストメール」に「アスキーアート」を配したメールが主流で、ライトアップでもさまざまなアスキーアートや、見映えの良い「罫線アート」を数多く制作していました。

「はじめてのブーム」は、やがて終焉。
インターネット活用を本格させる企業において、社内リソースが圧迫されると、いわゆる費用対効果、コストパフォーマンスからメルマガ離れが進みました。

振り返ってみるとスパムメールが社会問題化し、コンピュータウイルスの感染源としての負のイメージもこの「第一次メルマガブーム」が起こりだったのかもしれません。

メールマーケティングの変遷「HTMLメールがブームを牽引」

「第一次メルマガブーム」が過ぎ、注目されたのが企業によるブログの活用。ビジネスブログです。
(ライトアップはこの時期「ビジネスブログのライトアップ」と呼ばれていました。朝から晩までブログの構築・インストールに明け暮れた時代です。ブログ時代の回顧録もいつかまとめたいと思います)

Web2.0が盛んに言われたり、「○○元年」のようなトレンドが注目されたりした時代が訪れます。
企業のオリジナルSNSも流行りの兆しがありました。

一方、メールマーケティング分野は、徐々に「第二次ブーム」の到来を迎えます。

「第一次メルマガブーム」を乗り越えた企業が培ったノウハウで「HTMLメール」に取り組むと「HTMLメールブーム」がスタートしました。
「第二次メルマガブーム」では、「勝ち組」と「負け組」がはっきりとわかれます。

メルマガの成否をわけたのは、「第一次メルマガブーム」でのノウハウ。
ユーザ(読者)に対して一方的なメッセージングが敬遠され、有益な情報を見栄え良く見せる工夫が求められるようになっていました。

「とりあえずHTMLメール」という企業は、思ったほどの効果が実現しなかったのではないかと思います。

「勝ち組」企業は、いっそうHTMLメールに注力してノウハウをさらに蓄積。
一方で「負け組」企業も挽回を目指してHTMLメールの効果測定からPDCAをコツコツとまわしてノウハウの確立すると先行集団を追います。

この頃までにはメルマガ未参入企業もメールマーケティングに取り組みはじめ、多くの企業がHTMLメールを活用したメルマガを発行するようになっていました。

Webメールの普及や、セキュリティソフトの充実など、HTMLメール活用の追い風が長く続くことになります。

メールマーケティングの変遷「MA(マーケティングオートメーション)時代のステップメール」

リッチコンテンツや、スマホ、アプリ、ソーシャルメディア、コンテンツマーケティングなど、Webマーケティングが動き続けています。

メールマーケティングは定番化。
良くも悪くも定番施策の位置を確立しました。

一方で、大きく注目されているのがMA(マーケティングオートメーション)です。
広告代理店を先導役に企業にMAが導入されはじめています。
これから本格的に活用されることでしょう。
なんとなく「第一次メルマガブーム」の「やってみよう」「やってみるか」に近いにおいを感じますが、昔ほど時代が大らかでなくなっているように思います。

それはさておき、MA時代にメルマガは大切な役割を担うことでしょう。
MA時代のメルマガはステップメールです。2015年頃からステップメールが再注目され、「第三次メルマガブーム」の主役となっています。

ステップメール自体は決して新しい手法ではありません。
通販分野などでは、消費者マインドの引き上げや、維持の施策として活用されてきましたし、商品理解を促進するには有効な手段です。

ライトアップもさまざまステップメールを制作してきました。
MA時代のステップメールでは、ユーザ属性にあわせた細分化したシナリオづくりが求められます。

「はじめてのブーム」から「第三次ブーム」まで15年。
メルマガの企画から制作、改善提案までさまざまな企業の課題解決をサポートしてきました。
Webマーケティング手法が移り変わっても、「メルマガのライトアップ」はこれからもメールマガジンを制作していきます。
15年かけて集めたマニアックなノウハウで企業メルマガの制作代行をサポートします。

コラム監修

米澤信弘(よねざわのぶひろ)
株式会社ライトアップ iクリエイショングループ マネージャー

20年以上メールマーケティングに従事し、数多くのノウハウを確立。
企業メルマガのコンサルティングやコンテンツ制作を支援するとともに、セミナーにも登壇。
宣伝会議「メールマーケティング実践講座」担当講師を務める。
米澤信弘 ライトアップ

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