メールマガジン起点の購買行動が活性化!? 生成AI・SNS台頭時代におけるメールマガジンの役割とは

更新日:2025/6/5
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株式会社ライトアップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:白石崇、証券コード:6580、以下ライトアップ)とユミルリンク株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:清水亘、証券コード:4372、以下ユミルリンク)は、SNSや生成AIの台頭といった検索・購買行動の変化が著しい現代において、メールマガジンが果たす役割と価値について共同調査を実施いたしました。

【調査目的】
SNSの利用拡大や生成AI技術の急速な発展と普及は、人々の情報収集やコミュニケーションの方法に大きな変化をもたらしています。このような背景から、従来の検索エンジンを介した情報探索だけでなく、SNSでの情報共有や生成AIとの対話を通じた問題解決が一般化しつつあります。ユーザーの検索・購買行動も変容期を迎えていると言えるでしょう。
本調査では、最新のユーザー行動の実態を明らかにするとともに、このような変化の中でメールマガジンが依然として提供できる価値について、調査しました。

【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女
企業やブランド、店舗などのメールマガジンを登録している方
有効回答数:1109人
調査期間:2025年5月1日~2025年5月2日

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メールマガジン登録ユーザーの動向調査 結果レポート


メールマガジン起点の購買行動は活性化している!?


ユミルリンクとライトアップが毎年行っている定点観測調査で、「メールマガジンをきっかけに取った行動はあるか」という質問があります。今回の調査では、この質問に対する答えとして、全ての選択肢で昨年の回答を上回る結果が出ました。



また、同じく「メールマガジンをきっかけに使う金額」に関する質問でも、一部で昨年度を超える回答が見られました。特に顕著だったのが、「1万円以上」の割合で、昨年はWebで11.0%、実際の店舗で7.3%だったのに対し、今回はWebが20.7%、店舗が14.8%と大きく増加しています。



これらの結果から、メールマガジン起点での購買行動は活性化していると言えそうです。ではSNSや生成AIなど、他のメディア・ツールとの比較はどうでしょうか?

購買行動における情報収集・購入のきっかけは年代で大きく二分。ツールの多様化も。


商品やサービスを探すときに情報収集に使うメディア・ツールを質問したところ、1位がWeb検索で52.3%、2位がYouTubeで42.6%、3位がInstagramで34.9%という結果になりました。全体の結果だけでみれば、Web検索の割合は至って高く、まだまだ情報収集としてWeb検索が強いように見受けられます。しかし、年代別に見ると状況は大きく変わってきます。



SNSの利用率が高く、トレンドに大きく影響する20~30代に限ってみると、多少の前後はありますが、YouTube・Instagram・Xの主要SNSが検索のメインツールとしてトップ3を占めています。反対にWeb検索の比率は年代の上昇と比例して増えていきます。
ここから、若い世代はSNS、40代以上はWeb検索というふうに検索行動が大きく二分されていることがわかります。



SNSで商品やサービスを検索するメリットとしては、Web検索とは異なり、「一度利用したことがあるユーザーの投稿である」という点が挙げられます。実体験に基づいた評価や、公式情報ではわからない情報を効率よく知ることができ、商品や店舗選びの失敗のリスクも低減できます。

一方で、メールマガジンはどの世代においても一定の利用率を保持しており、特に60代ではメールマガジンが情報収集ツールの2位に上がっています。
商品購入やサービス利用の決め手となるメディア・ツールについても、60代はWeb検索についでメールマガジンが2位でした。メールマガジンが決め手となる理由としては、「内容がわかりやすいから」が42.8%、「信頼できる情報源だから」が37.2%となっています。
メールマガジンは一度利用したことのある企業やサービスからの情報発信であり、信頼性が高いことや、情報が整理されていることが評価されているようです。

また、商品購入やサービス利用の決め手として生成AIを挙げたユーザーは5.7%と少数でしたが、今後、生成AIの普及がさらに進めば、購買行動のアクションも変わっていくことが予想されます。

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購買シーンにおける生成AIの活用状況は?


今回の調査では、昨今のトレンドとなっている生成AIの活用状況についても調査しました。調査結果によると、生成AIをなにかしらの目的で活用している人は63.0%に上り、活用シーンとして最も多かったのが「情報収集」で33.8%、ついで「文章作成・推敲」が26.7%、「語学学習・翻訳」が25.9%となりました。また、生成AIを使う目的として、最も多かったのは「時間や労力の削減」で45.8%となっています(複数回答可)。

では、生成AIは購買行動には、どのような影響を与えているのでしょうか。



購買行動における生成AIの活用シーンとしては、「情報収集」が47.5%、「自分との相性や適正」を調べるために利用するという答えが42.9%、「口コミや評価」を調べるが34.2%という結果になりました。
また、生成AIを活用した結果についても満足感を得ている人が多く、情報の信憑性についても、実に74.0%のユーザーが「非常に信頼できる・ある程度信頼できる」と答えています。

もちろん、まだまだ出典元が不明瞭であったり、客観的事実が薄かったりするなどの問題もあり、情報の信憑性を自身で確かめる必要はありますが、生成AIの進化と普及率の高さを裏付ける調査結果となったと言えるでしょう。

SNSや生成AIの台頭時代にメールマガジンに求められるものとは


今回の調査では、SNSや生成AIが購買行動の中で大きな意味を持つことが伝わってくる結果となりました。
一方で、メールマガジンに対する信頼性の高さをうかがわせる調査結果も出ています。

商品購入やサービス利用を検討する際に、企業・ブランドからの発信として最も信頼できるツール・媒体を聞く質問では、若者の支持が厚いSNSを抑えて、メールマガジンが最も信頼できるという結果になりました。



誰でも見られるSNSではなく、登録したユーザーに対して企業から送られるメールマガジンは、情報が氾濫している現代において、高い信頼性を得ているようです。

では、そんなメールマガジンにユーザーが期待していることとはなんなのでしょうか。



最も多い回答は「自分にとって役立ちそうな情報」で56.1%。
つまり、ユーザーは信頼のおける情報元から、自分に最適な情報を受け取れることを期待していると考えられます。

一方で、メールマガジンの配信停止を決める理由を問うと、「自分の興味がない情報ばかり届いたとき」が66.1%となっています。これらの結果から、メールマガジンの効果を上げるためには、ユーザーにとって役に立ち、興味のある情報を届けていくことが重要と考えられます。



情報を簡単に収集できるいま、ユーザーの期待値を超えることは簡単なことではありません。より細かなユーザーインサイトの分析など、これまでにない新たな取り組みが必要になっていくでしょう。
しかし、これまで企業が集積してきたユーザーの購買データは企業独自のものであり、それらを活用できれば、Web上で公開されているデータを元にした生成AI以上の情報を届けることが可能です。

信頼のできる企業から、自分にあった情報を受け取るという体験は、SNSや生成AIでは得られない体験です。SNSや生成AIが台頭する時代だからこそ、メールマガジンはこれまでとは違う新たな価値を持てたと言えます。
テクノロジーの進化を脅威ととらえず、活用しながら、ユーザーの理想を叶えるメールマガジンを届けていきましょう。


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【会社情報】
ユミルリンク株式会社
代表取締役社長:清水 亘
設立:1999年7月
市場:東証グロース市場 証券コード:4372
本社:東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー12F
事業内容:メッセージングソリューション事業
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株式会社ライトアップ
代表取締役社長:白石 崇
設立:2002年4月
市場:東証グロース市場 証券コード:6580
本社:東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー32F
事業内容:DXソリューション事業(AI・ITを活用した中小企業向け経営支援)、コンテンツ事業

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